仙腸関節炎
【せんちょうかんせつえん】
仙腸関節は、腰椎の下にある仙骨とその外側にある腸骨をつなぐ関節で、左右のおしりの間あたりにあります。
症状
骨盤や仙骨がゆがんだ状態でいると、この仙腸関節に負担を強いることになり、この部分が疲労し、痛みを生じます。
確認
鏡の前に立ち、自分の親指を水平にして、左右の腰骨の同じ位置に当てて、鏡を見てください。
左右の高さが同じですか?
また、前後の位置が同じですか?
もし、違っていれば、骨盤がずれています。
仙骨のゆがみは、自分では確認できませんので、整体院でお願いします。
仙腸関節部分を押して痛ければ、仙腸関節炎の可能性が高いです。
原因
原因は、生活環境や生活習慣による骨盤のゆがみです。
イスに座る時、足を組めば、基本的に、上にしている足側の骨盤が上がります。
地べたに座っている時、正座を崩した横座りも同様に骨盤をゆがませます。
それ以外にも、骨盤をゆがませる生活習慣はたくさんあります。
改善方法
骨盤を矯正すると共に、これらの悪癖を直してください。
でも、長い間骨盤がゆがんでいたため、一度、骨盤を矯正しても、身体は前の悪い状態に戻ろうとします。
したがって、繰り返し矯正して、身体に正しい状態を記憶させることが大切です。
強い痛みがある場合には、安静が必要です。
注意事項
仙腸関節炎にも関わらず、椎間板ヘルニアと誤診され、その結果、手術しても痛みが取れないということが数多くあります。
MRI等でヘルニアが確認できても、必ずしも、痛みの原因がそれとは限らないのです。
手術という前に、一度、当院にお越しなることをお勧めします。